Q)鍼は痛くないですか?

「はり」というと「縫い針」や「安全ピン」のような太さを思い描かれている方も多いようですが、治療に使用する鍼は直径0.12~0.2mm程度と、髪の毛くらいの細さの、とても細く、柔らかいものです。初診の時に、その細さや柔らかさを見て安心される方や実際に治療を受けてみて全然痛くなかったと安心される方がほとんどです。

 

Q)鍼が初めてで恐いのですが?

鍼灸が初めてという方は沢山いらっしゃいます。

やはり最初の一歩は勇気がいると思いますが、治療が終わってみれば「とても気持ち良かった」「なんだ、全然恐がることなかった」「完全に抵抗が無くなった」「来て良かった。もっと早く来れば良かった」という方々ばかりです。治療中に眠ってしまわれる方もいらっしゃいます。ご不安や疑問などがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

 

Q)鍼の衛生面が心配なのですが…?

当院ではすべて使い捨ての鍼を使用します。血液などによる感染は一切ありませんのでご安心下さい。

 

Q)鍼灸治療で副作用など、悪くなることはありますか?

今までに、症状が悪くなったというご報告は受けておりません。鍼灸は薬より内臓に優しい治療法です。

鍼灸には元々、体の興奮を抑え鎮める作用や、眠気を誘発する作用がありますので、治療中に眠ってしまわれる方や、鎮静されボーっとされる方はいらっしゃいます。刺激の量が過剰な場合には、その眠さやだるさが治療後や次の日まで続くことがあると言われますが、当院では、問診などを通じてご本人に適当な刺激量を判断し治療を行いますので、ご安心ください。

 

Q)鍼灸治療は妊娠中でも大丈夫ですか?

鍼灸は母体や胎児への副作用がないため、妊娠中の女性や投薬治療ができない方に適しています。

鍼灸によってつわりが緩和されたり、流産壁のある人が無事に出産したり、また、逆子が直ったという例もあります。ただし、妊娠していることは、鍼灸師に治療の前に必ず伝えてください。

 

Q)灸でやけどはしませんか?

灸はほんのり温かい程度のものからやけどになる手前のものまで温度や熱量など多種多様なものがあります。症状によって、効果的な熱量に調節しています。

 

Q)治療の前後に気をつけた方が良い事はありますか?

【運動】 あまり激しいものでなければ問題ありませんが、治療後は血行が良くなるため、人によって普段よりも疲労感が増すということは考えられます。

【入浴】 一般的にはお風呂に入って温めた方が効果的と言われていますが、初めて治療を受けた方など、少しダルさを感じる場合などは控えた方が良いかもしれません。ご自身の体調で判断いただいて構いませんが、ご心配な場合はお気軽にご相談ください。

【お酒】 多少のアルコールであれば問題ありませんが、治療後は血行が良くなるため、人によっては普段よりも酔いが回りやすいという事は考えられます。あまりお酒に強くない方は控えていただいた方が良いでしょう。

 

Q)通院のペースはどのくらいですか?

個人差・症状によりますが、通いはじめの頃は週1~2回のペースで治療をお勧めすることが多いです。その後、2週間~3週間に1回のペースへと変えていくとよろしいかと思います。症状が軽い場合は2~3回の鍼灸治療で改善することもあります。